コラム

開発秘話や愛用者のインタビューなどをご紹介します。 徐々に更新して増やしていきます。ご期待ください!

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開発ヒストリー

トリプルコーン

バイオリン
高音について

何十億円もするバイオリンがあるが、なぜ高いかというとそのバイオリンにしか出せない音があるから。
300年経ってやっと出た作れない音だからその値段がついた。

人間の可聴帯域は20Hzから20,000Hzくらい。
一番高い音が20,000Hzまでしか聞こえない人間の耳がなぜそれ以上の音を求めるかと言うと、聞こえてないけど違いわかるから。

ビブラートなどの演奏テクニックによって高い音の更に高い音を出すことができます。
工夫することによって演奏としての幅が広がります。演奏を幅を広げる為に倍音(バイオン)は必要です。

きりがないけど贅沢なことをいうと高音はいくら出てもいいと私は思います。
高い音がいくらでも出せるんだったら工夫することによってドレミ以外の音も広げることが出来る。更に細くでてくる音が広がる。 音楽そのものがそれを利用していいます。

動物は人間には聞こえない音を利用しています。
コウモリは超音波を出して跳ね返ってくる音で見えないものを感じてぶつかると分かるから避けることができる。動物が自然に利用してる作用です。

20,000Hzまで出るスピーカーと30,000Hzまで出るスピーカーは、同じかというと同じではない。
作り出す音がどんどん広がり、オーバートーンに圧倒的な差が出ます。聞こえないからと言って限定してしまってはいけない。

トリプルコーン
知名弘
トリプルコーン

スピーカーから高い音を出すのは難しい。
高い音出すためにこれまでエンジニアがいろんな苦労をしてやったけど、どこのオーディオメーカーも実現できていない。

これまではスピーカーは20cmでいいと思われていた。ダブルコーンまでは開発した。
それにより20,000Hzまでは出た。でも何とか出ましたという状態。エネルギーが少ない。

20,000Hz出す為に、チタンやこれまでなかった金属まで開発されました。
けれど割れたり、固すぎてへんな癖がつく。強よければいいわけではない。

私は高音を出すために試行錯誤してトリプルコーンを付けました。
使ったのが紙。地元の月桃紙(和紙)、どこにでもありふれた素材を使った。

トリプルコーンはプラミッドの原理で考えた。
強くするために尖らせる。尖らせるとお互いに支え合うことができる。 自然にそうなったんだけと、シングルがあってダブルがあってやってみたら大成功でした。

まず絶対に曲がらない。だからあれだけ音が伸びる。
トリプルコーンのピラミッドの構造は究極。腐らない。これを超えるスピーカーはない。

計測してみて

平成21年に現行品の直径20cm高さ2mのスピーカーをテレビ番組の取材の協力で計測を行いました。
計測してみてびっくりした。20,000Hzはおろか測れないほど出ている。
下がらない、どこまで伸びているか。間違いなく20,000Hzを超えている。
普通だったら必ず下がる。とてもじゃないけど360度なんで不可能。だけどこれは越えている。しかも360度綺麗に。あれだけでるものはないよ。

20,000Hzまでしか計測できなかったけど、計測結果のグラフを見て、30,000Hzはおろか30,000Hzまででていると思う。
どこで落ちるか興味がある。だって落ちないんだもの。これ以上測れないんだけど。

ツイーターについて

ツイーターを使っても再現はできない。
高い音を出す為にこれまで様々な開発がされた、放電を利用したスピーカーは音が出るけどスピーカーとしては使えない。
静電気を利用したスピーカーは軽いけどペニャペニャだからパシッとした音がでない。

計測データはエンジニアがカッコよく見せるためのデータでしかない。指向特性の問題からこれまで逃げてきている。
20ヘルツまでフラットとかいうけど、この地点(一点)だけしかでていない。 わずかしか広がりがない。

紙を使わないとエネルギーが足らない。トリプルコーンの構造を理解できる人は少ない。